今回は純銀粘土科についての説明をしていきます。
まず純銀粘土とは、何か?
純銀粘土は純銀の粉を水を結合剤などと練って混ぜた粘土状の素材です。
それを形成し、600℃以上の温度で焼くと、結合剤が焼けて純銀成分のみが残ります。
プリメーラジュエリースクールでは、PMC3(三菱マテリアル)を使用しています。
まずは純銀粘土を取り出し、粘土細工の要領で形を作っていきます。
乾燥してヒビが入りやすいので、ヒビが入ってきたら水をつけながら形成していきます。
形になったところです。
そして、これをドライヤーで30分くらい乾燥させます。
水分が残っていると、ひび割れの原因になるので、しっかり乾かします。
ダンボールでこんな乾燥用の箱を作っておくと便利です。
水分がなくなったら、表面を紙やすりでなめらかにします。
そして、キレイになったら約800℃に熱した炉で10分ほど焼きます。
焼きあがると、ひとまわり縮みます。
冷めたらキレイに磨いて完成です♪
これは最初の一番基本のペンダントですが、ペースト状の粘土を葉っぱに塗って、葉っぱの形を銀にしたり、型を取ってそこに粘土を押し付けて模様をつけたり、シリンジを使い繊細な模
様をだしたりと、いろいろなテクスチュアーも楽しめます。
キュービックジルコニアや合成サファイア、合成ルビーなどは、熱に強いので粘土に入れて一緒に焼くことが出来ます。
純銀粘土でしたら、自宅でもジュエリーメイキングが充分楽しめますよ♪
こちらのコースは週1回のペースで6ヶ月でカリキュラムが終了します。
ご希望のかたはカリキュラム終了後、「日本貴金属粘土協会インストラクター」の資格を取得することが出来ます。
純銀粘土は初心者の方にも楽に扱える素材ですのでオススメです。
彫金の経験者の方はあまり使わない方も多いのですが、素材の一つとして使ってみると面白い作品が作れるかもしれませんよ(^-^)
純銀粘土の体験講習会もやっていますので、ちょっと試してみたい方はぜひご参加ください。
お申し込みはこちら⇒純銀粘土講習会
次回は宝石研磨についてです。お楽しみに…(^-^)♪