今回はスクールに入って初めて作るリング、基本リングⅠです。
こんなリングを作っていきます。
上から見るとこんな感じ。
このリングは前の彫金学校のときの最初の課題で、ヤスリと糸ノコの練習にもなるので、もうずーっとこのリングを作っています。
このリングを作ったら、そのあと好きなデザインでスリ出しリングを作ってもいいですよ♪
他のレシピもいろいろ用意してあります。
ではまず用意するものは…
silver950の3mm 角線 約6cm、銀ロウ(5分ロウ)。
1.まず最初に3mm角線を片面だけ厚さ2mmにつぶしますが、このままでは地金が硬いので、焼きなましをします。
(焼きなましについてはまた別の機会にご説明します。)
地金が少しピンク色になる程度まで角線全体に火を当てます。
その後水に入れて冷ましますが、あまり赤いうちに水に入れず、少し色が冷めて白っぽくなってから水に入れるよう
にしてください。
2.ローラーにかけ、片面を厚さ2mmにしていきます。
まずローラーの上のハンドルを右に回していくと、上のロールと下のロールの間が開いていきます。
3mm角線が入るぐらい開いたら、角線の先端をロールの真ん中あたりに差し込みます。
そして今度はハンドルを左に回し、ロールとロールの間を狭めていき、角線に当たってからも更に少しグッと締めま
す。
上のハンドルをしっかり締めたら、今度は横についてるハンドルを右回りに回していきます。
するとローラーの反対側から少し潰れた角線が出てきます。
今回は厚さ2mmにしていくので、この作業を何回か繰り返して2mmになるまでローラーをかけていきますが、次
に角線をローラーに入れて行くときは、まず上のハンドルのすぐ下の歯車のかみ合わせが2-3個締まる程度に締め
てから角線をローラーとローラーの間に当て、横のハンドルを回していきます。
上のハンドルを締めすぎてしまうと、角線をつぶしすぎてしまったり、重くなりすぎて横のハンドルを回せなくなっ
たりしてしまうので、ローラーに慣れるまではいつでも少しずつ締めていってくださいね。
そして3mm角線を片面2mmまで潰した平角線がこちらです。
3.少し曲がっていますのでまっすぐにしていきますが、ローラーをかけたので地金が少し硬くなって加工しづらいの
で、もう一度なましてから木槌で叩いてまっすぐにします。
そしてまっすぐになった平角線です。
今度は作りたいサイズの長さに切っていきますが、続きはまた次回にご説明したいと思います。
それでは今日はこの辺で(o・・o)/